コラム

【EC事業者向け】売れるネットショップを作る!オンライン完結型ホームページ制作のススメ

2025.06.30

ネットショップを立ち上げたものの、「なかなか売れない」「見た目が安っぽい」「スマホで見づらい」などの悩みを抱えるEC事業者は少なくありません。そんな中、売上アップやブランディング強化のために注目されているのが、“オンライン完結型”のホームページ制作です。全国どこからでも依頼ができ、非対面でもプロ品質のECサイトが手に入るこの方法は、特に小規模事業者や個人経営にぴったり。この記事では、売れるECサイトの特徴と、オンライン制作のメリット・進め方をわかりやすく解説します。

この記事で分かること

  • 売れるネットショップに共通するデザインと構成の特徴
  • オンライン完結で進められるECサイト制作の流れ
  • EC事業者が抱えやすいホームページの課題と解決策
  • 信頼されるネットショップに必要なコンテンツとは?
  • スマホ対応・購入導線・カートUIの最適化ポイント
  • 制作会社選びで失敗しないためのチェック項目
  • 成功事例に学ぶ!小規模ECのブランディング戦略

目次

なぜネットショップは「見た目」が重要なのか?

第一印象が“信頼”と“購入意欲”を左右する

ネットショップでは、訪問者が商品に直接触れることができないため、「サイトの見た目=お店の印象」になります。トップページを開いた瞬間の第一印象が、そのまま信頼感や商品のクオリティにつながることも珍しくありません。洗練されたデザインは「ちゃんとしてる会社だな」という安心感を与え、逆にチープなデザインは「ここで買って大丈夫?」という不安を生み出します。見た目は“売上を左右する無言の営業マン”とも言えます。

見やすさ・使いやすさが購買率に直結する

どんなに魅力的な商品を扱っていても、サイトが見づらく使いづらいと、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。特に商品画像のサイズや配置、文字の読みやすさ、カートへの導線など、基本的なUI(ユーザーインターフェース)の設計が甘いと、購買までたどり着きません。売れるECサイトには「迷わず進める導線」と「ストレスのない操作性」が必ずあります。見た目と機能性の両立が、売上を支える土台になります。

ブランドイメージの構築にもつながる

ECサイトのデザインは、単に商品を売るためだけでなく、企業やブランドの“世界観”を伝える役割も果たします。色づかいやフォント、写真のトーン、キャッチコピーの表現など、すべてが一貫していることで「このショップ、なんか好きかも」という好印象を与えます。とくにリピーターを増やすには、単なる商品提供以上の“体験価値”を感じてもらうことが重要。デザインはブランディングの核となる要素です。

売れないECサイトに共通する“落とし穴”とは

導線が分かりにくく、購入までたどり着けない

売れないネットショップにありがちなのが、「どこをクリックすれば購入できるか分からない」という導線設計のミスです。カートボタンの位置が分かりづらかったり、商品詳細ページが複雑だったりすると、せっかくの見込み客も途中で離脱してしまいます。とくにスマホユーザーは直感的に操作できないとすぐにページを閉じてしまう傾向があります。スムーズな購入体験を設計できているかどうかが、成果の分かれ目になります。

商品写真や説明文が不十分で不安を与えている

ネットショップでは、写真と説明文が“接客”の役割を果たします。にもかかわらず、画質が荒い写真や簡素な説明文しか用意していないECサイトは少なくありません。商品がよく見えない、特徴が分からない、使い方が想像できないといった不安は、購入意欲を大きく損ないます。売れているショップは、写真や文言にも徹底的にこだわり、訪問者が「これなら安心」と思えるだけの情報をしっかり提示しています。

更新されていない情報が不信感を生む

最新情報の更新が止まっているショップは、それだけで「この店は営業しているのだろうか?」「サポートしてくれるのか?」という不信感を与えてしまいます。たとえば、ブログやお知らせが1年以上前で止まっていたり、在庫切れ商品が放置されていたりすると、購入をためらう人が増えます。小さな情報の更新でも「運営されている安心感」を伝えることができるため、定期的なメンテナンスは非常に重要です。

オンライン完結でも安心!ECサイト制作の基本ステップ

STEP1:Zoomヒアリングで方向性を明確に

オンライン完結型のECサイト制作では、最初のステップとしてZoomなどを使ったヒアリングを行います。ここで、ターゲット層・取り扱う商品・目指す売上・デザインの好みなどを細かく共有します。対面ではないからこそ、画面共有や参考事例を活用して認識のズレを防ぎます。どこにいても、丁寧な対話を通じてショップの方向性がしっかり定まり、その後の制作がスムーズに進行します。

STEP2:デザイン・構成案をクラウド上で共有

ヒアリングをもとに、トップページや商品ページの構成案・デザイン案が制作されます。これらはPDFやFigmaなどのクラウドツールを使って共有され、オンライン上で確認・修正のやりとりが行われます。気になる部分はZoom画面でその場で解説を受けたり、チャットで細かな要望を伝えたりと、対面と変わらないクオリティで進行できます。修正もスピーディに対応でき、ストレスの少ないやりとりが可能です。

STEP3:テストサイトでチェック→本番公開へ

デザインが確定したら、コーディングを経て仮のテストサイトが作られます。スマホ表示・リンク動作・カート機能などを実際に確認できるため、不具合の洗い出しや最終調整が可能です。確認完了後は、本番環境に移して公開されます。必要に応じて操作マニュアルやレクチャー動画も提供されるため、自社での更新にも安心して対応できます。ここまでの流れがすべてオンラインで完結するのが、今どきのEC制作の魅力です。

ユーザーを離脱させない導線とデザインの工夫

視線の流れを意識したレイアウト設計

ユーザーの視線は、一般的に「Z型」や「F型」に流れると言われています。これを意識したレイアウト設計を行うことで、重要な情報やボタンが自然と目に入り、スムーズに行動へとつながります。たとえば、左上にロゴ、右上にカート、中央にメインビジュアル、そして下部に商品一覧という構成は、ユーザーが迷わず目的を達成できる典型的な導線です。視線誘導を計算したデザインが、離脱率を下げ、購入率を高める鍵となります。

商品ページへの誘導を“ストレスなく”行う

訪問者が気になる商品へたどり着けない場合、すぐにサイトを離れてしまいます。そのため、カテゴリーごとのナビゲーションや、トップページのおすすめ商品一覧、検索機能の充実など、商品ページへの導線をいかに分かりやすく設計するかが重要です。また、「新着商品」「人気ランキング」「季節の特集」などのコーナーを設けることで、興味をひくきっかけを増やし、自然な流れで商品詳細ページへと誘導できます。

カートボタンは“目立つ場所”に固定表示

商品ページにおいて、カートボタンの位置は非常に重要です。ページをスクロールしたときにボタンが見えなくなると、購入意欲があっても行動につながらないことがあります。そこで最近は、カートボタンを画面下に固定表示したり、ページ下部に再度表示させたりする設計が主流です。また、色やサイズ、アニメーションなどで視覚的に目立たせる工夫も効果的。クリックされる確率を高める“目立つ導線”が、売れるサイトを支えています。

スマホ対応は必須!今すぐ見直すべき表示と操作性

スマホファーストで考えるレイアウト設計

現在のECサイト訪問者の多くはスマートフォンからアクセスしています。にもかかわらず、PC向けのデザインをそのまま縮小表示しているだけのサイトも少なくありません。スマホでは縦スクロールが基本であるため、ボタンや画像の配置、文字の大きさなどを最適化する「スマホファースト設計」が欠かせません。モバイル表示に合わせたUIを意識することで、離脱を防ぎ、購入完了までスムーズに誘導できます。

指で操作しやすいナビゲーション設計

スマホでは、マウスではなく「指」で操作するため、クリック領域が狭いと誤操作を招き、ストレスの原因になります。ナビゲーションやカートボタンは、十分な大きさを確保し、タップしやすい位置に配置することが大切です。特にヘッダーに設置されるメニューアイコン(いわゆる“ハンバーガーメニュー”)や、商品画像スライダーなどは、スマホユーザーの行動を意識した設計が必要です。快適な操作感は、購買体験の質に直結します。

読み込み速度もスマホ対策の重要項目

スマホユーザーは通信環境が安定していない場所からアクセスすることも多く、サイトの表示速度が遅いと離脱されるリスクが高まります。特に画像サイズが大きすぎる、不要なスクリプトを読み込んでいるなどの理由で表示が遅くなるケースが多く見られます。モバイル環境でも快適に表示されるよう、画像の最適化やキャッシュ設定、CDN利用などの対策を検討することが、スマホ対応の一環として非常に効果的です。

信頼されるネットショップに必要なコンテンツとは

運営者情報と特定商取引法の表記は基本中の基本

ネットショップ運営において、運営者情報や特定商取引法に基づく表記は、単なる法律上の義務にとどまらず、ユーザーの信頼を得るうえで重要な要素です。代表者名・所在地・連絡先などを明記することで、「顔の見える運営」を実現し、不安感を払拭できます。最近は詐欺サイトも多いため、こうした情報がきちんと整っているかどうかは、購入の判断材料として非常に重視されます。

レビュー・お客様の声で安心感を伝える

実際に商品を購入した人のレビューやコメントは、第三者からの“証言”として非常に大きな信頼材料になります。自社で集めた感想や、SNS投稿の引用などを掲載することで、「この商品はちゃんと届く」「満足している人がいる」といった安心感を与えることができます。顔写真や職業などのプロフィールを添えるとさらにリアル感が増し、新規顧客の不安を払拭する効果が高まります。

FAQと返品ポリシーで疑問と不安を解消

購入を迷っているユーザーは、配送日・支払方法・サイズ感・返品可否など、細かな疑問を持っていることが多く、それが解消されないまま離脱するケースが少なくありません。そこで役立つのが「よくある質問(FAQ)」ページと明確な「返品・返金ポリシー」です。あらかじめ不安に答えることで、ユーザーに安心して購入してもらえる環境を整え、カゴ落ち(未購入離脱)を防ぐことができます。

小規模ECが取り入れるべきブランディングの考え方

“誰に届けたいか”を明確にする

ブランディングの第一歩は、「誰に売りたいのか」を明確にすることです。全年齢・全地域をターゲットにするのではなく、「30代女性でナチュラル志向の人」など具体的に絞ることで、デザインやコピーに一貫性が生まれます。特に小規模ECでは、強い共感を生むための“個性”が重要です。ターゲットが明確になれば、「あ、これは私のための商品だ」と感じてもらえるブランドに近づきます。

世界観を統一したデザインと写真

商品や価格だけで勝負するのではなく、ブランドとして“世界観”を持たせることで、他店との差別化が可能になります。そのためには、サイトの配色、フォント、撮影写真のトーン、パッケージの雰囲気など、すべてのビジュアル要素を統一することが大切です。ブレのない世界観は、ユーザーの記憶に残りやすく、「ここでまた買いたい」と思わせる力を持っています。

ストーリー性で共感を生む

大手にはない「想い」や「背景」を伝えることも、小規模ECの強みです。たとえば「なぜこの商品を作ったのか」「どんな課題を解決したいのか」といったストーリーは、商品への共感や応援の気持ちを引き出します。プロフィールページや特集ページ、SNSなどで丁寧に発信することで、「このお店を応援したい」というファンを増やすきっかけにもなります。共感は、価格競争を超えるブランド価値を生み出します。

全国対応の制作会社を選ぶ際のチェックポイント

ECサイトの制作実績が豊富かを確認する

全国対応の制作会社を選ぶ際は、まず「ECサイトの実績があるか」をチェックしましょう。企業サイトと違い、ネットショップは売上や回遊率など成果を意識した構成が求められます。実績ページで、どんな業種・商品ジャンルのECサイトを手がけてきたか、購入導線やカートシステムに精通しているかを見ることで、安心して依頼できるかどうか判断できます。成果にこだわる会社かどうかが重要です。

打ち合わせ・修正対応のスムーズさ

オンライン完結の制作では、打ち合わせや修正指示をどれだけスムーズに行えるかが大きなポイントです。Zoomやチャットツールに慣れているか、資料共有のスピードはどうか、質問への返答が丁寧かといった「対応の質」も比較ポイントになります。また、修正回数や納期対応の柔軟さも要確認です。全国対応でも、顔が見えない分、信頼できる対応力が成功への鍵となります。

公開後の保守・更新サポートもチェック

ECサイトは公開して終わりではなく、運用・改善が続く媒体です。そのため、更新サポートやトラブル対応がどれだけ充実しているかも確認が必要です。たとえば、新商品の追加やセール告知のバナー差し替えなど、日常的な更新をお願いできる体制が整っていると安心です。また、サーバー保守やセキュリティ対策も任せられるかどうか、長期視点でサポート体制を見極めましょう。

まとめ:オンライン時代の“売れるECサイト”は戦略と設計で決まる

ECサイトの売上は、単に商品を並べただけでは生まれません。ユーザー目線の導線設計、信頼を得るコンテンツ、そしてブランドとしての世界観の一貫性が、競合と差をつける鍵になります。そして、今の時代はそれらすべてを“オンライン完結”で実現できる時代。全国どこからでも、高品質なECサイト構築は可能です。今こそ、自社の魅力を最大限に発信できる「売れるネットショップづくり」に踏み出してみませんか?

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